一見関連性はなさそうですが、脳梗塞はうつを併発しやすい病気です。
脳梗塞患者の20~40%がうつを発症するという統計結果もあります。
歌手の西城秀樹さんが脳梗塞で倒れた際も、後遺症のうつ病に悩まされました。
西城さんは「このまま呼吸が止まっても構わない」など、うつ特有のネガティブ思考にとらわれていましたが、家族など周囲の助けもあり芸能活動に復帰できました。
脳梗塞がうつを起こしやすい理由はよくわかっていません。
脳血管の病気は、症状が落ち着いても身体のマヒや言語障害などの後遺症が残りがちです。
自分の体が思うように動かないイライラやストレスからうつを招いてしまうこともあります。脳血管の病気を治療しても、うつのリスクは残っているのです。
脳血管の病気は生活習慣病とほぼ同義です。暴飲暴食や運動不足が続くと、様々な生活習慣病を引き起こします。
代表的な生活習慣病である糖尿病も、うつの原因になりすいことがわかっています。
生活習慣病の予防は、うつの発症も防いでいると言えるかもしれません。